医療脱毛と美容脱毛はどっちがいい?違いやメリット・デメリットを解説

脱毛コースを通い終わった人
脱毛コースを通い終わった人

脱毛が終わったのにまた生えてきた!

という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

せっかく通い終わったのにムダ毛が生えてきたら、残念な気持ちになりますよね。

医療脱毛と美容脱毛は、脱毛機がアプローチする部位や作用に違いがあるため、脱毛効果も異なります。

本記事では、医療脱毛と美容脱毛について解説していきます。

筆者
筆者

・医療脱毛と美容脱毛それぞれの5つの違い
・メリット・デメリット

についてまとめました!

契約した後に後悔しないように、自分に合った脱毛方法がどちらかなのか、クリニックやサロン選びの参考にしてください。

医療脱毛とは?

医療脱毛は高出力の脱毛機を使うため、専門の資格を持ったものが駐在する医療機関や美容クリニックで受けられる施術です。

高出力のレーザーを肌に照射するため、やけどや硬毛化・毛嚢炎などのリスクがあり、脱毛後のケアや医師や看護師のカウンセリングが必要になります。

医療脱毛は、医療用のレーザーで毛の黒い色素(メラニン)を照射し、発毛組織を破壊する脱毛方式です。(※1)

一度破壊された発毛組織からは、新たな毛は再生されないため、永久脱毛の効果が期待できます。

(※1)堺市「エステサロンと医療行為」

美容脱毛とは?

美容脱毛は光脱毛やフラッシュ脱毛と呼ばれる脱毛器を使って、エステサロンで受けられる施術です。弱い出力の光を肌に照射するため、痛みが比較的少なく、敏感肌など肌に不安がある人に向いています。

美容脱毛の場合は、毛の黒い色素(メラニン)へ照射し、発毛組織にダメージを与える脱毛方式です

減毛・抑毛効果を目的としているため、一時的に毛を生えにくくすることはできますが、永久脱毛の効果はありません。(※2)

(※2)堺市「エステサロンと医療行為」

医療脱毛と美容脱毛の違い

医療脱毛と美容脱毛は、同じ脱毛でもさまざまな点で違いがあります。それぞれの違いを知った上で、自分に合った脱毛方法を選ぶことをおすすめします。

医療脱毛と美容脱毛の違いは、次の5つです。

  • 施術の痛み
  • 脱毛の効果
  • 施術の回数
  • 施術の値段
  • 担当する施術者

それぞれ詳しく見ていきましょう。

脱毛の効果

脱毛の種類脱毛の効果
医療脱毛半永久的に減毛できるため、永久脱毛効果に期待ができる
美容脱毛一時的な減毛・抑毛が目的であるため、永久脱毛効果はない
参照:堺市「エステと医療行為」

医療脱毛は半永久的に減毛ができるため、永久脱毛の効果に期待ができると言えます。

美容脱毛は一時的な減毛・抑毛の効果しか得られないため、脱毛の施術が終わった後も再び毛が生えてきてしまいます。

AEA(アメリカ電気脱毛協会)は、永久脱毛の定義について「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」と示しています。

このことから、永久脱毛は毛が全く生えなくなる状態ではなく、毛の再生率が20%以下の減毛した状態をキープすることを「永久脱毛」と呼ばれているのです。

長期間毛が生えにくくするなら、医療脱毛が有効でしょう。

施術の痛み

脱毛の種類痛みの目安
医療脱毛輪ゴムで軽く肌を弾く程度の痛み
美容脱毛痛みを感じにくい
参照:美容皮膚科 フェミニークリニック
参照:MuSEE

一般的に、医療脱毛で感じる痛みは「輪ゴムで軽く肌を弾く程度」と表現され、刺激を感じやすいとされています。

レーザーはメラニン色素に反応するため、太くて濃い毛であるほど痛みを強く感じやすくなります

医療脱毛のpoint

細い毛や産毛へ照射する際は痛みを感じにくいため、ムダ毛の太さ・濃さなどによって痛みの強さには個人差が生じるでしょう。

美容脱毛で使用される光脱毛は、医療レーザより低出力であるため痛みを感じにくいとされています。

美容脱毛のpoint

毛の密集度が高い箇所や、VIOなどは痛みを感じやすい箇所であり、痛みの感じる度合いには個人差が生じます。

施術の回数

脱毛の種類自己処理が減り始める回数脱毛完了の回数
医療脱毛3〜5回(※3)5回〜(※3)
美容脱毛6回程度(※4)減毛・抑毛目的のため脱毛は完了しない
参照:(※3)島根大学医学部附属病院
参照:(※4)MuSEE

医療脱毛の方が脱毛機の照射パワーを強く設定できるため、毛が生えにくくなるのを早く実感でき、短い期間で脱毛が完了します。

脱毛頻度は「毛周期」と呼ばれる毛が生え変わるサイクルに合わせて施術を行うため、2〜3ヶ月間隔で脱毛するのがベストです。

毛周期を踏まえて換算すると、医療脱毛は約1年〜1年半で脱毛完了の見込みがあります。

対して美容脱毛は減毛・抑毛を目的としているため脱毛を数回繰り返したとしても、永久脱毛の効果はありません。

減毛・抑毛の効果を得るためには美容サロンへ通い続ける必要があります。

しかし、回数や期間は「毛質や肌質」「脱毛部位」「理想の仕上がりレベル」によって異なります。

筆者
筆者

とくに理想の仕上がりレベルがツルツルな状態か、自己処理が楽になった状態なのかによって回数や期間は増減するため、上記の表は目安として参考にしてみてください。

脱毛の値段

脱毛プラン医療脱毛(5回コース)美容脱毛(6回コース)
全身脱毛約141,000円(※5)
全身脱毛+VIO約78,000円(※5)
全身脱毛+VIO+顔約135,000円(※5)約147,000円(※7)
VIO脱毛約44,000円(※6)
顔脱毛約78,000円(※6)
通い放題396,00円/12回
コース終了後は
21,450円(1回あたり)の永久割引(※8)
参照:(※5)リゼクリニックアリシアクリニックじぶんクリニック3社の平均金額を記載
参照:(※6)SBC湘南美容外科クリニックTCB東京中央美容外科クリニックの2社の平均金額を記載
参照:(※7)STLASSHMuSSEエステティックTBCの3社の平均金額を記載
参照:(※8)MuSSE

医療脱毛は5回コース、美容脱毛は6回コースからの料金設定が多い傾向にあります。1回の脱毛料金は美容脱毛の方が安い金額設定です。

しかし、美容脱毛は脱毛器の照射パワーが弱いことから、脱毛完了までは追加で施術が必要になる可能性が高い傾向にあります。

脱毛完了までかかる料金をトータルで考えると、医療脱毛の方がお得になる場合が考えられます。

美容脱毛は、全身脱毛にVIOや顔などの部分脱毛でセットになっているプランがあるのが特徴です。

部分脱毛ができるサロンもありますが、キャンペーンによって料金が大きく変わってくるため、キャンペーン内容と料金を比較してサロンを選ぶと良いでしょう。

筆者
筆者

美容脱毛を選ぶ際は、脱毛完了まで追加料金がかかる可能性があるため、通い放題プランを利用するとお得に脱毛ができますよ。

担当する施術者

脱毛の種類施術者
医療脱毛専門の資格を持った医師や看護師
美容脱毛研修を受けたサロンスタッフ

医療脱毛は、発毛組織を破壊する医療行為として施術を行うため、専門の資格が必要となります。

施術後に肌トラブルが起こった際は、医師による診察や薬の処方があるため、手厚いフォローを受けられます。

美容脱毛は、発毛組織にダメージを与えるのみで医療行為ではないため、専門的な資格は必要ありません。

施術後に肌トラブルが起こった際は、サロンが開発した保湿剤で身体のケアを行なってくれます。

サロンは肌を労った施術をしてくれますが、医療的な対処はできないため万が一の事態を想定するとクリニックでの脱毛の方が安全性が高いと言えるでしょう。

医療脱毛のメリット・デメリット

医療脱毛は高出力のレーザーで照射する点が特徴で、メリット・デメリットがあります。

それぞれ詳しくみていきましょう。

医療脱毛のメリット

メリット
  • 長期間で減毛でき、永久脱毛の効果に期待できる
  • 少ない回数・短期間で毛が生えにくくなる
  • 肌トラブルの際は医師や看護師が対応してくれる

医療レーザーは高出力で照射できるため、1回の脱毛で高い効果が期待できます。

毛細組織を破壊する作用があり、組織を破壊された毛穴からは毛が再生しないため永久脱毛の効果に期待できるでしょう

個人差はありますが3回くらいで毛が生えにくくなるのを実感でき、5〜8回で自己処理が楽に感じられます。

施術後に肌トラブルが起きた際は、医師による診察と処方を受けられるため手厚いアフターフォローを受けられます。

医療脱毛のデメリット

デメリット
  • 刺激を感じやすい
  • 肌トラブルのリスクがある

医療レーザーは高出力で照射する際に強い熱が生じるため刺激を感じやすいとされています。

医師によるカウンセリング後、自分に合った医療レーザーで施術してくれるクリニックがほとんどですが、刺激に不安がある方はサロンでの脱毛がおすすめです。

高出力のレーザーは肌へ刺激を与えるため、トラブルを起こす可能性があります。

施術後のケアやトラブルの際は、医師や看護師が対応してくれますが、肌が極端に弱い方は医療脱毛を避けると良いでしょう。

美容脱毛のメリット・デメリット

美容脱毛は低出力の光で肌を照射する点が特徴で、メリット・デメリットがあります。

それぞれを詳しくみていきましょう。

美容脱毛のメリット

メリット
  • 刺激を感じにくい
  • 肌トラブルが起こりにくい
  • 脱毛と同時に肌ケアもできる

光脱毛は低出力の光を肌に照射するため、刺激を感じにくく、肌に労った施術が特徴です。肌トラブルが比較的起こりにくく、肌への刺激に不安がある敏感肌の方にもおすすめです

施術後には、サロン独自の美容成分が含まれた保湿ローションやジェルでお手入れしてくれるため、脱毛しながら肌を整えられるのもポイントです。

美容脱毛のデメリット

デメリット
  • 一時的な減毛・抑毛ができるが、永久脱毛の効果はない
  • 毛が生えにくくなるまで長期間かかる
  • 肌トラブル時は対処できない

美容脱毛は毛細組織にダメージを与える作用があり、一時的な減毛・抑毛はできますが、一定の期間が経つと毛が再生されるため永久脱毛の効果はありません

脱毛器の出力パワーが弱いため、毛が生えにくくなるまでには長期間サロンに通う必要があります。

脱毛サロンは研修を受けたスタッフが施術を行うため、肌トラブル時の医療的な対処はできません。アフターフォローが手厚く、安全性が高い点を重視するのであれば医療脱毛を選ぶのが良いでしょう。

まとめ

医療脱毛は高出力の医療レーザーで発毛組織を破壊し、長期間の減毛ができるため永久脱毛の効果に期待ができます。美容脱毛は低出力の光で発毛組織にダメージを与えるため、一時的な減毛ができます。

長期的な減毛を目指すなら、医療脱毛がおすすめです。しかし、肌に刺激や負担がかかりやすいため、刺激に不安がある方や肌が敏感な方は美容脱毛を選ぶと良いでしょう。

ムダ毛の生えにくいツルツルな肌にしたいのか、自己処理が楽な状態にしたいのかによっても脱毛方法の選び方が変わります。

自分の理想とする脱毛完了後の状態や料金、肌質を考えた上で後悔しない脱毛方法を選びましょう。

タイトルとURLをコピーしました